2023年に本ブログCranberry Noteを始めました。
ブログを始めた以外にも、10カ国を訪れ、学生から社会人になり、多くを経験した1年になりました。
思い返すと、「旅の写真を美しく残したい」というのがカメラを手に取った動機でした。徐々に旅の写真以外も撮るようになりましたが、カメラを始めた当初と変わらず、8割以上の写真が旅先で撮影したものです。
ライフステージが大きく変わる(と信じたい)20代後半に突入し、残された時間でどのくらい世界を見て回れるか。最近はそんなことばかり考えています。2023年はコロナ禍が終わろうとしていた年でしたね。おかげさまで、イタリア、スイス、フランス、ベルギー、オランダ、イギリス、UAE、台湾、ベトナム、そしてモロッコに行くことができました。年末にカナダにも行きましたが、カナダは2024年にカウントさせてください。
さて、そんな旅のことを考えてばかりの人間が撮った2023年のベストショット50枚です。これまでの記事に一度も登場していない写真ばかりです。よろしければご覧ください。
卒業旅行は欧州へ
2023年最初の旅は卒業旅行でした。修士論文を書き終えた私たちは、イタリアに上陸して欧州を北上、最後はイギリス・ロンドンに至りました。コロナを乗り越えた3年ぶりの冬の欧州は格別でした。天気が悪いのも冬らしくて好きです。ヴェネツィアは二度目の来訪でしたが、既にまた行きたいと思っています。
ミラノは初めて訪れました。かなり近代的で洗練されていて、お気に入りの都市になりました。歩いているビジネスマンたちも格好良かったです。
車窓に感動しながらたどり着いたスイスの首都・ベルン。自転車乗りさんのほとんどがヘルメットを着用していて素晴らしいと思いました。次は夏のスイスを巡ってみたいです。氷河急行に乗りたい。
街並み、人々、食事、天気。すべてが最高だったフランス・ストラスブール。
花の都・パリへ。デンジャラスな雰囲気を想像していましたが、とても美しいところでした。レストランやカフェも素晴らしく、美術館も満喫できました。何度でも行きたいと思わせてくれる街でした。
フランスのストライキに巻き込まれ、苦労してたどり着いたベルギー。アントワープに滞在し、ブルージュ、ヘントをめぐりました。アントワープ中央駅は噂通りの美しさです。ちゃんとワッフルが美味しくて感動しました。
我が国が江戸時代からお世話になっているオランダ。アムステルダムの街は地盤沈下で凸凹になり、絵本のような街並みが広がっていました。また、自転車が本当に多い&速すぎるのが面白かったです。
旅の最終目的地は世界の中心、ロンドンでした。現代と歴史が融合していて、一見カオスなようで洗練されている最高の都市でした。食事はとても美味しく、特にステーキとスコーンが素晴らしかったです。イギリスの食事への悪評を聞いていただけに、いい意味で裏切られました。また、オリエント急行のひとつ、British Pullman(ブリティッシュプルマン)という列車に乗車しました。この体験は一生の思い出です。
トランジットで寄ったドバイ。ブルジュ・ハリファは筑波山より高いそうです。
卒業旅行おかわり、台湾へ
4年ぶりに台湾を訪れました。1日目は台北市街、2日目は九份・十分でベタな台湾観光を楽しみました。
3日目は遠出をして、阿里山森林鉄道に乗ってきました。アトラクションみたいで面白かったです。台湾ではよくあることですが、こちらの鉄道も日本が建設したものです。
社会人になって初めての旅はベトナムへ
社会人になって最初の旅行はベトナムでした。首都ハノイから始まり、中国との国境にほど近い山間部の都市サパ、そして棚田が美しいタヴァン村を訪れました。棚田は田植えの真っ最中で、人々の営みを間近で見られて幸せでした。
写真の原点、尾道
梅雨の晴れ間に広島を旅しました。カメラを買って初めて旅した尾道に、5年ぶりに訪れました。下の写真は日本遺産の鞆の浦(とものうら)です。新幹線で簡単に行けて街並みが素晴らしい、大好きな街です。
友人とニッチな京都旅
大学の友人と宇治の鵜飼を見に行き、下鴨神社の「みたらし祭り」に参加しました。もし誘われていなかったら、一生行かなかったかもしれない体験を2つもできました。この場を借りて感謝を申し上げます。
モロッコ2400kmの旅
夏はモロッコに行きました。最初にやってきたのは迷宮都市フェズ。Google Mapは当てになりません。
青い街・シェフシャウエン。地理的に欧州に近いことを感じる雰囲気でした。街だけでなく、地元の人々の服も青が多いところが印象的でした。
世界一のサハラ砂漠。自然の風景を見て、これほど感動したのは今までなかったかも。ラクダさんが可愛かったです。
日本語で調べると全然出てこない、古都リッシアーニ。少し散策しただけですが、すごく楽しかったです。
モロッコの経済都市マラケシュ。気温が45℃ありましたが、意外と平気でした。フェズと並び、多くの人が想像するモロッコを感じられる都市だと思います。地震で結構な被害を受けたようで、一刻も早い復興を願っています。
モロッコ人憧れの街、エッサウィラ。青と白からなる美しい街並みと、美味しい魚介が有名です。朝の漁港が本当に良かった…マラケシュと打って変わって、最高気温が24℃しかありませんでした(かなり寒かったです)。
家族で福岡へ
家族全員が社会人になってから、家族で出かけることが多くなりました。父の仕事に同伴して、全員で福岡へ行きました。太宰府で年に1度の祭事に遭遇したときの写真です。
大好きな日本の秋
幸せな日本の秋、今年は湘南によく訪れました。秋の湘南はとても青くて綺麗です。
一筆書ききっぷで滋賀、能登、新潟へ
旅先に悩んでいたら、東京から京都、金沢を経由してまた東京に戻ってくる通称「一筆書ききっぷ」という面白いものを見つけたので、早速使ってみました。初日は滋賀の彦根、近江八幡、長浜へ。この旅はいい写真がたくさん撮れました。
もうすぐ無くなる金沢行きの特急を待ちます。また旅に出たくなる風景です。
能登半島・七尾にも訪れましたが、あいにくの天気でお気に入りの写真は撮れませんでした… 訪れたばかりの土地があんなことになろうとは… 多くの人々のご無事と、1日も早い復興を願っています。
【石川県】令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について
【さとふる】令和6年1月能登半島地震 災害緊急支援寄付
【日本赤十字社】令和6年能登半島地震災害義援金(石川県、富山県、新潟県、福井県)
北陸を経由して新潟・燕温泉へ。ここには素晴らしい野湯「黄金の湯」があります。紅葉に囲まれて最高のお湯に浸かる、至福の体験をしました。
妙高高原駅から長野駅への道程が美しかったです。
最後の1枚は故郷・東京
週末、晩秋、晴れ。最高の1日でした。
故郷と書きましたが、上の写真を撮影した土地で生まれた方は明治以降で皇族だけですね。東京生まれ東京育ちなので、ギリ故郷ってことで許してください。
おわりに
掲載した写真のうち、本ブログの記事になっているものは2枚だけです(湘南と東京)。旅と写真のペースに記事が追いついていません… 仕事が少々落ち着いたので、これからたくさん記事を書いていこうと思います。
2024年は波乱の幕開けでした。凡小な私にできることは、目の前の日常を精一杯生きていくだけです。今年も多くを経験できるよう、お仕事頑張ります。
今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
この記事の写真は
- SONY α7 IV(ILCE-7M4)
- FE 24-105mm F4 G OSS(SEL24105G)
- FE 16-35mm F2.8 GM(SEL1635GM)
- FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)
- FE 70-200mm F4 G OSS(SEL70200G)
- FE 35mm F1.4 GM(SEL35F14GM)
- FE 50mm F1.2 GM(SEL50F12GM)
- FE 24-70mm F2.8 GM II(SEL2470GM2)
- Zeiss Planar T* FE 50mm F1.4 ZA(SEL50F14Z)
- FE 50mm F1.4 GM(SEL50F14GM)
の組み合わせで撮影しています。