大倉山観梅会とは?

横浜市港北区にある大倉山公園で毎年2月に開催される「大倉山観梅会」。2025年は2月22日〜23日にかけて開催され、今年で第37回になります。春の訪れを告げる梅の花を愛でるイベントとして、多くの人で賑わいます。私もこの梅の香りに誘われて、今年の観梅会に足を運んできました。
大倉山梅林の歴史

大倉山公園の梅林は、東京横浜電鉄(現在の東急)が集客のための沿線開発の一環として、1931年に梅林を整備したのが始まりです。第二次世界大戦の戦時下に燃料用として伐採されたり、芋畑に変えられたりして荒廃しつつも持ち直し、昭和40年代には再びにぎわいを取り戻します。その後横浜市が買い取って公園として再整備し、現在に至ります。
現在では、約200本以上の梅の木が植えられ、白梅や紅梅、枝垂れ梅などさまざまな品種が楽しめます。長年にわたる手入れの積み重ねが、美しい梅林を作り上げているのです。
大倉山公園の入り口〜梅林の手前までの様子
入り口から賑わう会場


大倉山公園は、東急東横線・大倉山駅から徒歩5分ほどですが、駅から北西に向かって急な坂道を登る必要があります。
大倉山公園の入り口に着くと、まず目に入ったのは苗木販売。果物などの樹木の苗木が販売されていました。

すぐ近くでは、「レストラン・オークラ」が出店しており、特製の梅ドレッシングを販売していました。この「レストラン・オークラ」は港北区のコンツェルン・木村商事グループ(KSG)が運営していることで有名です。大倉山と綱島の間の樽町にお店があります。
名物「大倉山梅酒・梅の薫」を購入!


観梅会の目玉のひとつが、「大倉山梅酒・梅の薫」。大倉山公園の梅林で採れた梅の実を使い、じっくりと熟成させたこだわりの梅酒です。価格は720mLで1,400円。一般的な大量生産の梅酒とは異なり、2〜3年寝かせた原酒をブレンドし、梅実を約6か月間漬け込むという製法が特徴です。こうすることで、フレッシュでフルーティな風味が際立つ仕上がりになっているそうです。試飲しましたが、お酒であることを感じさせないほど甘くて美味しかったです!

私は2本購入し、1本は自分用、もう1本は実家へのお土産にしました。
梅林の手前にも出店がたくさん!
公園内を進むと、大倉山記念館の前には数多くの出店が並んでいました。

ポップコーン、五平餅、フライドポテトの屋台。

大倉山駅近くの和菓子屋「青柳」と、エルム通り商店街のインド料理店「ヒマラヤ」

「焼肉こやま」


梅林の方へ進むと、お祭りらしい屋台ゾーンがありました。ベビーカステラ、焼きそば、たこ焼き、牡蠣小屋まで、多彩な屋台が並んでいました。カリカリに揚げたパスタスナックを持っている人が多かったのが印象的でした。


東横神社の近くには蕎麦屋さんが出店しており、ゆっくり座って食事を楽しめるスペースもありました。梅を見ながら蕎麦を食べるのは気持ちよさそうですね!
いざ梅林の中へ!
野点席では高校生の茶道部のお茶を楽しめるそうです


梅林に入ると、菊名にある女子校・英理女子学院高等学校の茶道部による野点席もありました。チケットを購入すると、お茶とお菓子をいただけるそうです。すでにチケットは売り切れていましたが、機会があればいただいてみたかったです。
ステージイベントも充実

観梅会では、ステージイベントも盛りだくさん。日本舞踊や学生の合唱が披露されるそうで、立派な赤いステージが設営されていました。



北側に進むと、大曽根商店街エリアに到達。ここでも「大倉山梅酒・梅の薫」が販売されていました。隣には、エスニック料理店「ルンタ(LUNG TA)」が出店し、ガパオライスなどを提供。さらに奥には甘酒やビールの販売コーナーもありました。
梅林の北側はゆっくりと梅を楽しめるエリア


梅林を北の方に進むと出店はなくなり、梅の花をゆっくり楽しめるスポットになっていました。


せせらぎ、池、坂道などがあり、さまざまな角度から梅の花を観ることができます。
開会式と乾杯



そして、観梅会の開会式。国会議員などの来賓も集まり、梅酒またはお茶を手に、乾杯の音頭が取られました。これで、正式に観梅会がスタート。会場全体が、春の訪れを祝う穏やかな空気に包まれました。
2日目の混雑ぶり
2月23日、私は大学の友人と再び観梅会を訪れました。14時頃に到着すると、ものすごい人だかり。歩くのもやっとの状態で、写真を撮る余裕もありませんでした。
それでも、多くの人が梅の花を愛でるために丘の上まで足を運ぶ光景は感動的でした。こんなにも人が集まるイベントになっても、会場が荒れることなく、皆が穏やかに楽しんでいるのが印象的でした。
まとめ

大倉山観梅会は、ただ梅の花を見るだけでなく、地元の食や文化を楽しめる魅力的なイベントでした。特に「大倉山梅酒・梅の薫」は、訪れたならぜひ味わってほしい逸品です。
来年もまた訪れたい、そんな気持ちにさせてくれる春の風物詩。今年行けなかった人も、ぜひ次回は足を運んでみてください!