Leica Q3で日本橋のおかめ桜を撮り歩いてきました(Ordinary Snaps #3)

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おかめ桜とは

英国の園芸家、チェリー・イングラムことコリングウッド・イングラムが1947年に作出した英国生まれの桜です。東京では寒緋桜に続いて咲き、2月下旬から3月上旬が見頃です。ソメイヨシノとは異なりピンクが濃く、下向きに咲くのが特徴です。

日本橋・室町のおかめ桜

2024年3月3日。久々の快晴だったので、日本橋におかめ桜を撮りに出かけました。日本橋は自宅から近く、幼い頃より馴染のある地域です。雰囲気も落ち着いていて、この日本橋・神田周辺は東京でもっとも好きな地域のひとつです。しかしながら、真面目に写真を撮ったことはほとんどありません。どんな写真が撮れるでしょうか。

写真家・保井崇志さんの発信で有名になった日本橋のおかめ桜。今回撮影したのは本銀通りのおかめ桜で、コレド室町や日本銀行本店の北側にあります。アクセスには三越前駅、新日本橋駅、神田駅が便利です。三越本店の近くにはソメイヨシノがありますので、日本橋は春いっぱいに桜を楽しむことができます。

鮮やかな青空に負けないおかめ桜のピンク色。ビルの間から差し込む光が、桜を綺麗に照らしてくれていました。有名スポットだと思っていましたが、人がほとんどいませんでした。カメラを持っていた人は私だけで、他に写真を撮っている方も、偶然おかめ桜と出会っていたように見えました。

撮っている人をほとんど見たことがない、家内喜稲荷神社の鳥居とおかめ桜の共演。私は一番好きな構図です。午後には桜に光が入り、15:00を過ぎると鳥居がシルエットになります。35mmフルサイズで、焦点距離28〜35mmのレンズがおすすめです。頭上にカメラを掲げて撮影しました。

上を見ても、下を見てもおかめ桜。

風が吹いていないのに、どうして花弁がたくさん落ちているのでしょう?と思ったら、スズメたちが花をつついていました。よく見ると、一羽だけメジロが混ざっていました。

小腹が空いたのでドトールに入りました。ミラノサンドBを待っている間の一枚。なんと、このドトールはお花見ができます。人混みの中でレジャーシートを敷く本気のお花見も良いですが、お茶をしばきながらチラ見する程度のお花見も良いものです。

おかめ桜はソメイヨシノとは異なり、ずいぶんと小ぶりな樹です。色も相まって、可愛らしい印象的です。

今年も美しい桜を拝めてとても幸せでした。来年もまた見れますように。

おまけ:東京マラソンと神田駅

東京マラソンの舞台裏。この大東京の道路でマラソン大会を開催するのは、途方もなく大変なのでしょう。頭が下がります。

訪れるたびに安心する神田駅前。高校生のとき、北口のスターバックスによく行っていました。交差点や行き交う列車を眺める時間が好きでした。あのときは上野東京ラインが開業する直前で、帰りの山手線内回りが今よりもずっと混んでいました。

1919年に中央本線が万世橋駅から東京駅に延伸した際に建設された、神田付近のレンガアーチ高架橋。関東大震災や太平洋戦争の惨禍に耐え、百年の歳月を見てきた姿は美しいです。ベルリンにも似た時期に建設されたレンガアーチの高架があるそうなので、見に行ってみたいですね。

この記事の写真はLeica Q3で撮影しています。

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この記事を書いた人

東京都在住のエンジニア。1998年生まれ、25歳です。カメラを片手に20カ国を旅してきました。遠い地の生活を垣間見ることが私の旅のテーマです。

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