【マルタ旅行記】青すぎるコミノ島と、マルタの原風景広がるゴゾ島を巡る!(地中海4800kmの旅vol.5)

ホステルのプールからおはようございます。この日は地中海トップクラスの透明度を誇るコミノ島・ブルーラグーン、そして自然豊かで牧歌的な風景が広がるゴゾ島へ行きました。リゾートと原風景、まさにマルタを味わい尽くす1日になりました。

この記事はSONY α7 IV(ILCE-7M4)とSONY FE 24-105mm F4 G OSS(SEL24105G)の組み合わせで撮影しています。また、海を撮影する際にC-PLフィルターを使用しています。

ホステルの朝ごはんはパン食べ放題、コーヒー飲み放題です。

目次

ゴゾ島経由でコミノ島へ向かいます

最初の目的地コミノ島へは、ゴゾ島までフェリーで行った後、ボートで向かいます。ゴゾ島はマルタ島(本島)の北西6kmに位置しています。そのため、ゴゾ島行きのフェリーが出航する港はマルタ島の北西、チェラケウワにあります。チェラケウワフェリーターミナルへは、セントジュリアンズからバスで約1時間10分です。

セントジュリアンズのバス停”Spinola”から222番バスに乗ります。

フェリーチケットの購入方法は変則的で、マルタ島からゴゾ島に行くときはチケットを購入しません。ゴゾ島からマルタ島に戻るときににフェリーチケットを購入します。そのため、往路はお金を払わずにフェリーに乗り込みます!ターミナルの人曰く、「ゴゾ島から帰ってこない人はいないから」だそうです笑。

出航から30分ほどでゴゾ島に到着します。マルタ島とは雰囲気が違いますね!リゾート感がより強くなりました。

そこから降りるんだ……っていう感想でした笑。みんな戸惑ってましたね。

船着き場でコミノ島へ行くボートのチケットを購入します。往復€10でした。

船長さん。かっこいいですね!コミノ島・ブルーラグーンまでの所要時間は約10分です。コミノ島に近づくに連れて海がどんどん綺麗になっていってテンションが上がりました。

コミノ島・ブルーラグーンに到着!

コミノ島・ブルーラグーンに到着しました!信じられないくらい海が綺麗です!!!沖縄の波照間島や小笠原諸島とはまた違った色の海です。そしてこのビーチ、パリピすぎましたね笑。

バカンスシーズンなので、すごい人です。私のように人々が楽しんでる風景が好きな人間にとっては最高です!逆にビーチでまったりしたい人は場所取りが大変かもしれませんね。

足元は普通に岩場なので、裸足で行くと確実に怪我をすると思います。私も何回かコケそうになりました。

すごい気持ちよさそうです!地中海は大昔に塩湖だった時代があり、現在も内海なので塩分濃度が高いのです。なので簡単にプカプカ浮くことができます。

ちょっと海に入ってみたんですけど、海水は本当にしょっぱかったです。沖縄の海と比べると違いは歴然です。

みなさん本当に楽しそう。こういった、人々がきらめく風景が本当に好きです。はるばる来た甲斐がありました。

コミノ島は船が宙に浮いて見える海で有名です。海の透明度が高くて水深が比較的浅く、さらに砂が白いので船の影がはっきり見えるからですね!実際に宙に浮いて見えたので感動しました。お昼時に行くと船の影がよく見えておすすめです。

少年がいい味出してます。

マルタはおじさま方が本当にかっこいいです。ゴムボートでこんなにイケてる人いますか?
マルタに住んでいたり、旅行で来たりしている人々は日焼けがすごいです。自分も例外ではありませんでした。イタリアも十分紫外線は強いのですが、マルタは、特にコミノ島とゴゾ島はレベルが違いました。真夏に行かれる方は長袖長ズボンをおすすめします。乾燥しているので意外と快適(らしい)です!日焼け止めではどうにもならない世界がここにありました。

ゴゾ島の塩田、ソルト・パンへ

コミノ島からボートでゴゾ島のフェリーターミナルに戻り、バスに乗ってゴゾ島の最大都市・ヴィクトリアにやってきました。ヴァレッタとは雰囲気の違う街並みですが、マルタストーンとガラリアの建築は共通していますね。ヴァレッタよりも区画が広いというか、土地の使い方がゆったりとしていますね。

小腹が空いたので”Capitan Spriss”というカフェでお昼ごはん。サーモンのトーストを頂きました。パンも野菜もサーモンもとっても美味しかったです!コミノ島で軽くバテていたので、すごく染み渡りました。

塩田ソルト・パンはゴゾ島北部の海岸沿いにあります。ヴィクトリアのバス停”Mizzi”から310番バスに乗って約15分、ソルト・パンの最寄りのバス停”Xwejni”から500mほど歩いて行くことができます。

バス停からソルト・パンまでの道中には、ゴゾ島の長閑な風景が広がっていました。マルタに来たらゴゾ島は是非行ってほしいと思います!

マーサルフォーンの海沿いを西に800m、シュウェイニ湾(Xwejni Bay)を越えると、350年もの歴史を誇るソルト・パンに到着します!写真中央のゴツゴツしたところが塩田です!

塩田の前の道が素晴らしいです。青い空、白い道に車が映えます。

シュウェイニ湾手前の小さな半島には、帽子のような形がユニークな小丘オラルバイダ (Qolla l-Bajda)と、砲台オラルバイダ・バッテリー(Qolla l-Bajda Battery)があります。自然の浸食・風化によって出来た風景です。

ソルト・パンは3kmほど続きます。そして、海・塩田・道・崖以外には何もありません。徒歩ですべてを見て回るのはなかなか大変だと思います。私はちょろっと見学して戻りました。暑すぎましたね…笑。

最大都市ヴィクトリアを撮り歩く!

ゴゾ島のすべての道は、ここヴィクトリアに通じています。青銅時代からの長い歴史を誇るヴィクトリアは、ゴゾ島の地理的中心でもあり、生活の中心地でもあります。そんなヴィクトリアのランドマークは、街を見下ろす高台にそびえるチタデル(大城塞)です!

チタデルは中世後期に造られましたが、チタデルがある高台には新石器時代から人々が暮らしていたそうです。現在はヴィクトリアを象徴する存在のチタデルですが、これまでの歴史は暗いものでした。中世から何世紀にも渡って、チタデルは海賊や異民族の攻撃から逃れる避難所として利用されてきました。16世紀にゴゾ島が海賊に襲撃された際、多くの島民が奴隷として連行されたようです。17世紀にはオスマン帝国軍や海賊の侵攻に備えて要塞は再建され、より強固となりました。その頃のゴゾ島の住民は、安全のためにチタデルでの宿泊を義務付けられています。

現在は遺跡のようになっているチタデルですが、中はまるで小さな町のようになっています。かつて避難所だったため、城壁内は非常に広く、教会、博物館、土産物屋、そしてレストランまであります。

チタデルは城壁に沿って歩けるようになっていて、そこからの眺めは圧巻です!ヴィクトリアの街、そしてゴゾ島に広がる平原や丘を見ることができて爽快です!ドライブしてみたくなりますね!

チタデルを出て、ヴィクトリアの市街地に戻ってきました。ヴィクトリアのマルタストーンは、ヴァレッタのそれよりも色が濃く感じられます。

ヴィクトリアの路地を歩くと突然現れるこの教会は、聖ジョージ教会。1672年から1678年にかけて建造されました。マルタストーンで造られたバロック様式の堂々としたファザードが印象的です。そして内部はとっても豪華!

赤と金を基調とした内装が非常に美しいです。壁や天井は、聖書の物語を描いた絵画で埋め尽くされています!祭壇には龍を退治するヴィクトリアの守護聖人、聖ジョージを描いた祭壇画があります。

マルタはどこものんびりしていますが、ヴィクトリアの街は最ものんびりしている印象を受けました。次に来たときは泊まりたいです!

マルタ島へ戻ります

フェリーターミナルへ行くバス停。公園の遊具と猫ちゃんは世界のどこでも一緒ですね。

行きとは違う船でした。ちょっと豪華な感じです。疲れてうたた寝してしまいました。

サン・ジュリアンでマルタ最後の夜を楽しむ

この日はとってもお腹が空いたので、”The Avenue”でパスタを頂くことにしました。島国なので魚介が食べたいですよね。ボンゴレビアンコをチョイスしました。このボンゴレは人生最高の美味しさでした……!コミノ島、ゴゾ島の暑さでくたばりそうでしたが、完全に復活しました。

食後は歩いて宿へ。サン・ジュリアンの夜は明るく、人々は皆楽しそうです。本当に安心して歩くことができます。ローマ・テルミニ駅周辺のような緊張感とは無縁です。翌朝はシチリア島に向かうため、かなり早起きする必要がありました。この日は宿でシャワーを浴びて、早々に就寝しました。

次はシチリア島の世界遺産・モディカを歩きます

翌日は朝6:00発のフェリー(あまりにも早い最終便)に乗ってシチリア島・ポッツァッロの港へ行き、そこから列車でモディカという街に行きました。世界遺産に登録されているモディカは、トリノ、ペルージャと共にイタリアの三大チョコレート街と呼ばれ、独特の製法で作られるチョコレートが有名です。

それではおやすみなさい。

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この記事を書いた人

東京都在住のエンジニア。1998年生まれ、25歳です。カメラを片手に20カ国を旅してきました。遠い地の生活を垣間見ることが私の旅のテーマです。

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