【イタリア旅行記】おもったよりも傾いていたピサの斜塔(地中海4800kmの旅 vol.13)

フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅からおはようございます。

3日滞在したフィレンツェを後にし、チンクエ・テッレに向かう途中、斜塔で有名なピサで途中下車しました。
あのピサの斜塔は本当に傾いているのでしょうか。

目次

フィレンツェからピサへ

フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から、Trenitalia(トレニタリア)の列車に乗ってピサへ向かいました。約1時間の列車旅で、Pisa Centrale(ピサ中央駅)に到着です。ピサまでの道中は窓から見えるトスカーナの風景が美しく、あっという間に到着した印象でした。

ピサ中央駅からピサの斜塔までは徒歩で25分ほど。バスも通っていますが、途中の街並みを楽しむことができるため徒歩がおすすめです。ちなみに斜塔の最寄り駅はPisa S. Rossore(ピサ・サン・ロッソーレ駅)ですが、列車の本数が少ないため、ピサ中央駅の方が便利です。

アルノ川を渡ってピサの斜塔を目指す

ピサ中央駅から歩いていくと、途中でアルノ川を渡ります。フィレンツェの中心となっていたアルノ川ですが、ここピサでも、地中海と結ぶ重要な水路として栄えてきた歴史があります。

橋の上から見るアルノ川は穏やかで、どこか懐かしい雰囲気。川沿いにたたずむサンタ・マリア・デッラ・スピーナ教会は、小さくも美しいロマネスク様式の建築物で、見逃せないスポットです。

いよいよピサの斜塔へ

アルノ川を越えてしばらく歩くと、大聖堂の屋根が見えてきました。このあたりから観光客の姿も増え、期待が高まります。そしてついに、目の前に現れたピサの斜塔!

実際に目にすると想像以上に斜めで驚きました。傾きは最大3.97度です。一時は5.5度も傾いていた時代があったそうですが、倒壊のおそれがあったため、1990年〜2001年にかけて工事が実施され、現在の角度になっています。

傾いている原因は、塔周辺の地盤が非常に不均質であったことです。塔南側の地盤が相対的にゆるゆるであったため、南側が沈下して傾いているそうです。ピサの旗は傾いていないところが良いですね。

ちなみに、ロンドンのビッグ・ベンも傾いているそうです。

観光客たちは定番の斜塔を支えるポーズで写真を撮っていて、なんとも楽しげな雰囲気。

奇跡の広場で歴史に触れる

ピサの斜塔があるのは「奇跡の広場」(Campo dei Miracoli)。広場の中央には白い大理石が美しい大聖堂がそびえ立っています。大聖堂は1064年に建設が始まり、ピサ共和国が地中海貿易の覇権をめぐってアラブ勢力と戦った「パレルモ沖海戦」に大勝したことを記念して造られました。その堂々たる姿は、ロマネスク様式の傑作と言われるだけのことがあります。大聖堂の中は天井が高く、列柱廊からの採光が美しく、荘厳な雰囲気でした。

広場には他にも、円形のピサ洗礼堂や墓所回廊などがあり、これらが統一感のある風景を作り出しています。

ピサ共和国はかつてジェノヴァ、アマルフィ、ヴェネツィアと並ぶ「四大海洋国家」のひとつとして数えられました。中世にはその海洋力を誇り、地中海交易で重要な役割を果たしていました。しかし、ジェノヴァ共和国との戦いに敗北した後、ピサの運命は大きく変わります。さらに海岸線に土砂が堆積して港湾機能が失われたことで次第に衰退し、最後はトスカーナ公国に併合されました。

ランチはカルツォーネ

昼前にピサへ到着したので、ランチタイムが間も無くやってくました。暑くてパスタは入らないので、広場近くのバールで軽食をとることにしました。注文したのはカルツォーネ。もちもちの生地の中に、トマトソースとチーズがたっぷり詰まっていて、シンプルながらも絶品でした。

ピサの街を散策

昼食後はピサの街をぶらぶら散策。フィレンツェと似た雰囲気の建物が立ち並びつつも、時折斜塔がちらりと見えるのが面白いです。

再びドゥオーモ広場に戻り、有名な構図でドゥオーモ広場を撮影。この構図は、山川出版の「詳説 世界史図録」の表紙で使われていたものです。

広角で斜塔の頂上を画面の隅に持っていくと、傾きが強調された写真が撮れます。また、倒れてくる方に回り込んで広角で撮ると、パースがおかしい感じになって怪しい雰囲気の写真になりますね。

次回はチンクエ・テッレです

ピサ観光を存分に楽しんだあとは、次の目的地であるCinque Terre(チンクエ・テッレ)の村々を目指します。帰りはPisa S. Rossore(ピサ・サン・ロッソーレ駅)から列車に乗り、La Spazia(ラ・スペツィア)を目指しました。


次回はリグーリア海岸の美しい村々、なかでも有名なRiomaggiore(リオマッジョーレ)、Vernazza(ヴェルナッツァ)、そしてManarola(マナローラ)の様子をお届けします。
それではおやすみなさい。

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この記事を書いた人

横浜市在住のエンジニア。1998年生まれ、26歳です。カメラを片手に25カ国を旅してきました。遠い地の生活を垣間見ることが私の旅のテーマです。

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