今回の記事をざっくり紹介!
前回はスロベニア・ブレッド湖を旅しました。

今回はまた国が変わって、クロアチアの小さな港町・Rovinj(ロヴィニ)。
ロヴィニはイストラ半島にあるアドリア海に面した美しい港町で、かつてヴェネツィア共和国の支配を受けていました。その影響で、ヴェネツィア風の建築や石畳の迷路のような路地が今も残っています。旧市街では、歴史を感じるアーチやカラフルな家々が並び、海辺には漁船がゆったりと浮かびます。市場やカフェでは地元の暮らしも垣間見え、一泊二日の滞在でしたが、ロヴィニをかなり味わえたと思います!
クロアチア最初の街、ロヴィニへ


スロベニアのブレッド湖を出発し、バスを乗り継いでリュブリャナ、リエカを経由しながら、ついにクロアチアの小さな港町・Rovinj(ロヴィニ)へ到着しました。すでに夕方でしたが、心地よいアドリア海の風が長旅の疲れを癒してくれます。
宿にチェックイン


宿泊先は旧市街の東側の丘にある“Apartmen Iva”。オーナーの女性がとても親切で、部屋も清潔で快適でした。この街での滞在が楽しみになります。
ヴェネツィアの香りが漂う港町


ロヴィニは、クロアチアのイストラ半島西側に位置し、イタリアのトリエステから南へわずか60kmほどの場所にあります。かつてヴェネツィア共和国の支配下にあったこの町は、その歴史的背景を色濃く残しています。

ロヴィにの港からは、おとぎ話に出てきそうな美しい旧市街が見えます。海に突き出たようなこの町の中心には、聖エウフェミヤ教会の鐘楼がそびえています。これがロヴィニの象徴的な風景です。



私は港町が大好きです。漁師の船やボートが並ぶ風景、潮の香り、海風の心地よさ。すべてが落ち着きを与えてくれます。
ロヴィニ旧市街を一望する絶景スポットへ


港の北側には、ロヴィ二の旧市街を一望できる場所があります。一望とは言っても展望台などはなく、ただの海岸です。港をほとんど真っ直ぐに北へ向かいます。



かなり日が傾いてきました。目的地はもうすぐです。

港沿いを北へ700mほど歩くと、ついに憧れていたロヴィニの全景が目の前に広がりました。旧市街はまるで島のように見え、丘の上の鐘楼が街の中心にそびえ立っています。シンメトリーの美しさが際立ち、どこか富士山を思わせるような堂々とした佇まいです。



ちょうど日が沈み、空が鮮やかな夕焼けに染まります。

オレンジとピンクが交わる美しいグラデーションが、紺碧のアドリア海に映り込んでいました。この瞬間を写真に収めながら、ロヴィニの魅力に浸りました。
美食の街・ロヴィニで味わう海の幸

夕食は、旧市街を眺めたスポットからさらに北へ300mほど歩いたところにある“Snack Porton”でいただきました。

ムール貝のパスタを注文。イストラ半島は新鮮な魚介が豊富で、潮の香りがしっかり感じられる絶品のパスタでした。
お店ではお客さんがみんなサッカーを観戦していました。クロアチアの人々のサッカー好きは筋金入りです。

夜の旧市街を歩くと子どもたちが遊んでいて、治安が良い街であることを実感します。




22時半を過ぎても、多くの人々が広場やカフェでお酒を飲みながら語らっています。石畳は長年にわたって多くの人々に踏みしめられてツヤツヤになっており、歩くたびに滑りそうになりました。


その後、旧市街にある“B052”でダークチョコレートのジェラートを食べました。昔流行ったB612という盛れるアプリに名前が似ていますね。濃厚でしっとりした味わいが最高でした。

ほかのジェラート屋さんも大人気。
朝のロヴィニと港の風景

翌朝、昨日に夕日を見たスポットへ行き、朝焼けに染まるロヴィニの街を撮影しました。静寂の中、街がゆっくりと目を覚ます様子が美しいです。

遠くにはたくさんの海鳥を引き連れた漁船がいました。漁を終えて戻ってくるところでしょう。ごちそうをたくさん抱えた船のおこぼれは貰えているでしょうか。


港では釣りを楽しむ人々がいました。小魚が釣れているようで、素揚げにしたら美味しそうな感じです。それにしても、朝の柔らかい海はほんとうに美しいです。

漁船が海鳥を引き連れて帰ってきました。海鳥は数も多いですが、一羽一羽がとても大きいです。
ロヴィニの漁船は、日本の漁船よりも丸みを帯びた分厚い船体をしており、どこか愛らしさを感じます。ちょっとジブリっぽいかも。


一仕事を終えて戻ってきた漁師さんたちの顔つきはかっこいいです。

小さな漁船もいました。一体、このあたりは何がたくさん獲れるのでしょう。

街を歩くと、丁寧に植え込みに水やりをする人の姿がありました。こうした日々の手入れが、美しいロヴィニの景観を守っているのだろうと思いました。
朝の旧市街を散策!
迷路のような路地


ロヴィニの旧市街は、建物の基礎部分がそのまま海に面しています。その風景は、まるでイタリアのチンクエ・テッレのようです。実際、ロヴィニはヴェネツィア共和国時代の名残を強く残しており、公用語もクロアチア語とイタリア語の二つです。

夜は賑わっていた旧市街も、朝は驚くほど静かです。

有名なブティックはまだ開店前。かつてはここから船に乗ることもできたのでしょうか。



塀から覗く花が綺麗です。多すぎず、要所要所に花があるところに美学を感じます。
バールで朝食を


朝食は”Kavana Al Ponto”というバール(カフェ)で、ブリオッシュとカプチーノをいただいた。この旅行で初めての現金払いのみのお店で、お会計の際に持ち合わせが少々足りないことに気づき、ATMに卸に行かせてもらいました。信用してくれてありがとうございます。ちなみに、当時のクロアチアの通貨は「クーナ」。いまはユーロになりました。
丘の上の鐘楼を目指す

バールのすぐ近くには、17世紀に建てられたバルビのアーチ。ヴェネツィア共和国のシンボルである翼を持ったライオンが掲げられており、かつての歴史を感じさせます。
ここから、旧市街の丘の上にある鐘楼を目指して歩きました。





細い路地の両側には、カラフルな家々が肩を寄せ合うように建ち並び、洗濯物が頭上を横切るように干されています。石畳の道は緩やかに曲がりくねり、路地ごとに違った表情を見せてくれます。

少しだけ広い道に出ると、立派な鐘楼が現れました。頂上にはブロンズ像があり、船の舵のような意匠が見えます。

猫ちゃんが顔を覗かせていました。

でっかいカモメ。




鐘楼のたもとにある広場に到着しました。この時間は鐘楼に入れないので、広場を散策することにします。


ミモザの花が咲いていました。

濃いオレンジ色の屋根が紺碧のアドリア海に映えます。橙、碧、緑。この3色が並ぶと大変美しいです。




この街は上にも下にも花があります。キョロキョロしながら歩くと良いと思います。
朝の市場


旧市街の中心付近にある市場にやってきました。港町なので魚河岸があるかと思いますが、あえての青果市場をのぞいてみます。


青果市場は朝から活気に満ちており、ニンニク、トマト、パプリカや平たい桃が並んでいて、イタリアと同様の食文化であることを実感します。ロヴィニの人々の生活が垣間見える光景です。
海に戻ってきました

午前10時もすぎ、有名なブティックが開店していました。これはロヴィニでもっとも有名な風景のひとつだと思います。なかなかわかりにくい場所にあるので、頑張って探してみて下さい。


なにか生き物がいたのでしょうか。

アドリア海はとても透き通っており、小魚の群れを確認できます。ちょんちょん釣りが捗りそうですね。




名残惜しくて、また旧市街を遠くから眺めました。



石畳と路地と、花と魚介に満ちた小さい港町の旅はこれで終わりです。次に来るときは3泊くらいして、ゆっくりしたいです!
次の目的地、首都・ザグレブへ


バスターミナル付近の”Papa’s street food”でハンバーガーを食べ、ロヴィニ最後の食事を楽しみました。街の美しさを名残惜しみながら、次の目的地・クロアチアの首都ザグレブへ向かいます。

バスで4時間半の移動が待っていますが、ロヴィニの余韻に浸りながらの旅路となりそうです。
こうしてロヴィニの旅は幕を閉じましたが、アドリア海沿いの小さな港町の魅力を存分に感じることができました。次回は、クロアチアの首都・ザグレブの旅です。それではまた!