はじめての野鳥撮影 in こども自然公園
2025年2月9日、人生初の野鳥撮影に挑戦してきました!撮影場所は、横浜市旭区にある「こども自然公園」です。こども自然公園は「大池公園」とも呼ばれ、公園内にはカワセミをはじめとした多数の野鳥が生息しており、季節によって様々な種類の野鳥が訪れます。冬の間は毎年、幸せの青い鳥として知られるルリビタキがいらっしゃるので、バードウォッチャーやカメラマンの人気スポットです。
機材の話
カメラはソニーのα7R V(ILCE-7RM5)を使用し、レンズはソニーのサンニッパことFE 300mm F2.8 GM OSS(SEL300F28GM)に2倍テレコン(SEL20TC)を装着。これで600mmの超望遠撮影が可能になります。一応SEL100400GMも持っていきましたが、今回は出番がありませんでした。なぜこの組み合わせにしたかというと、同じ600mmを確保できるSEL200600Gは重く、望遠端(テレ端)の描写が甘いためです。超望遠単焦点ならば2倍テレコンをつけてもズームレンズより描写が良いと考え、サンニッパ+2倍テレコンが最適解と判断しました。

ちなみに、このサンニッパは1470gと軽量です。初代SEL70200GMと同じ重さなので、3時間近く振り回しても疲れませんでした。同行者はα1+SEL400F28GM(約3kg)を使っていましたが、かなり重そうで腕がプルプルしていました。やっぱり軽さは正義ですね!
横浜駅からこども自然公園へ



横浜駅から相鉄本線に乗り、本当に路線が二股に分かれる二俣川駅で相鉄いずみ野線に乗り換え、南万騎が原駅へ。

駅から東へ徒歩10分ほど住宅街を歩くと「こども自然公園」に到着しました。
広大な敷地には、池や森、梅林や湿地などがあり、野鳥観察には絶好の環境です。訪れたのは午前8時半。冬の朝は冷えますが、澄んだ空気のなかで鳥のさえずりが心地よかったです。
野鳥たちとの出会い
シジュウカラとメジロ


まず目についたのは、超望遠レンズを構える「野鳥おじさん」。その視線を追ってみると、シジュウカラとメジロがいました。シジュウカラは黒いネクタイ模様が特徴で、活発に枝を飛び回っていました。メジロは黄緑色の体と白いアイリングがかわいらしいです。
カワラヒワとアオジ

メジロに似たフォルムで、くちばしが文鳥のような鳥を発見しました。これはカワラヒワです。

地面を跳ね回るアオジもたくさんいました。個体数が減っているようですが、この公園にはたくさんいました。驚いたのは、人の歩くすぐ脇でぴょんぴょんしていたことです。警戒心が薄いのか、それともここでは日常の光景なのでしょうか。
幸せの青い鳥・ルリビタキを発見!

ついに見つけました!冬鳥として有名な「幸せの青い鳥」ルリビタキです。青い鳥御三家(瑠璃三鳥)の一種で、美しい瑠璃色のオスを撮影することができました。


「ヒッ、ヒッ、ヒッ」と特徴的な鳴き声を響かせながら、枝を飛び移る姿はまさに芸術的。肩羽の付け根から体の横にかけて黄色が入り、丸っこい白いお腹がなんとも愛らしいです。
ルリビタキがいた林はかなり暗かったので、ISO感度が12800に達しています。Lightroomの「AIノイズ除去」を使用し、画質を向上させています。
ヤマガラとガビチョウ

ルリビタキの撮影が終わって歩道を歩いていると、木の枝をつついている鳥が目に入りました。キツツキのような動きですが、小柄でかわいいです。この子はヤマガラ。シジュウカラ科で、確かにシジュウカラの色違いのような見た目です。

結構長い間、私たちの前に姿を現してくれました。

薮から響く大きな鳴き声を聞いたので、薮の中を通る歩道へ行ってみました。目を凝らしてみると丸っこい鳥がいました。正体はガビチョウ。大きさ以外の見た目はメジロに似ていますが、声は全く違います。鳴き声のボリュームが凄まじいですね。特定外来生物に指定されており、日本の侵略的外来種ワースト100定種にもなっている鳥です。連鎖的な生態系崩壊に影響しているとも言われています。
凍った池と水鳥たち



池に出てみると、なんと水面が凍っていました。旭区は港北区よりも少々寒い印象でしたが、その通りだったかもしれません。氷の上で滑りながら歩いていたのはカルガモ。薄氷の上の木の実を食べようと必死に足を動かし、「シャリッカリッ」という音を立てていました。なんとも微笑ましい光景です。

駅前にたくさんいるカワラバトも野鳥の一種なので、一応撮影。古来より家禽化され広まった飼養品種であるため、野鳥とみなされないこともあるそうです。

さらに、お腹が白いおはぎのようなキンクロハジロも発見しました。こちらも冬鳥です。
撮影後のランチは満月屋の蕎麦

撮影後は南万騎が原駅近くのお蕎麦屋さん「満月屋」へ。注文したのは天ざる(¥1,450)。

コシのあるそばと、サクサクの天ぷら。特にそばつゆの風味が絶妙で、久々に感動しました。地元に愛されるお店のようで、食べ終わる頃には外で数組の待ちができていました。
初めての野鳥撮影を終えた感想
野鳥撮影が難しいことは知識として知っていはいました。しかしながら、実際に撮ってみると想像以上に難しかったです。なぜ難しいと感じたのかを箇条書きにしてみました!
- そもそも野鳥を見つけられない
- 被写体が小さくて速い
- 木々の影で光量が少なく、暗い環境
- 羽毛のディテールを写すには解像力の高い(高周波MTFが高い)レンズが必要
- AF性能、高速連写性能が求められる
つまるところ知識と経験だけでなく、機材がモノを言う世界だと実感しました。私たちは最初の1時間くらいは勝手がわからず、「野鳥おじさんを見つける → 野鳥おじさんのレンズの先を見る → 野鳥を発見する」というフローで撮っていました。野鳥おじさんたちの観察力と知識には脱帽です。野鳥おじさんは偉大です。野鳥おじさんたちはコミュニティができていて、お互いに情報交換しあっていました。「通う」ということも非常に重要だと実感しました。
まとめ
初めての野鳥撮影は、想像以上に奥深く、発見の連続でした。
- こども自然公園は野鳥の種類が豊富で、初心者にもおすすめ
- 軽さは正義。軽量な機材は撮影の快適さを左右する
- 野鳥撮影は見つけるのが難しいけれど、その分見つけたときの喜びが大きい
- 野鳥おじさんの知識と観察力はすごい
次回は、もっと鳥の知識を深めて、狙った鳥を確実に撮れるようになりたいです。今回のハイライト、ルリビタキの美しい姿は忘れられません!